個人のSNS発信で何を投稿すればいいか迷う方へ。フォロワー数より大切な「誰の役に立つか」という考え方、発信テーマの見つけ方、プロフィールの整え方、続けるコツと注意点まで、パーソナルブランディングの基本を解説します。
個人のSNS発信で何を投稿すればいいか迷う方へ。フォロワー数より大切な「誰の役に立つか」という考え方、発信テーマの見つけ方、プロフィールの整え方、続けるコツと注意点まで、パーソナルブランディングの基本を解説します。
個人のSNS発信は、フォロワー数より「届けたい人」から考える
SNSで発信を始めると、どうしてもフォロワーや「いいね」の数が気になります。数字が増えるとうれしい一方で、伸びないと「自分の発信には意味がないのでは」と落ち込んでしまう人も少なくありません。
けれど、仕事やキャリアにつなげたいのであれば、大切なのは数の多さよりも「誰に届けたいか」です。少ない人数でも、届けたい人にきちんと届いていれば、相談や仕事の依頼、新しいつながりにつながることがあります。
個人の発信は、自分という人を知ってもらうためのパーソナルブランディングでもあります。「この分野のことなら、あの人に聞いてみよう」と思い出してもらえる状態を目指すと、何を発信すべきかが見えやすくなります。
SNSで何を発信するか迷ったら「誰の役に立つか」を一文にする
発信の軸を決めるために、「誰の、どんな悩みや関心に、自分の何で役立てるか」を一文にしてみましょう。たとえば「競技を引退した後の進路に悩む学生アスリートに、自分の経験から選択肢を伝える」「これから独立を考える会社員に、準備で困ったことを共有する」といった形です。
届けたい相手は、年齢や職業だけでなく、「今どんなことで困っているか」「どのくらいの知識があるか」まで想像すると具体的になります。相手の顔が浮かぶと、使う言葉や説明の細かさも自然と決まってきます。
一文が決まったら、発信するテーマを2〜3個に絞ります。テーマが広すぎると「何の人かわからない」アカウントになりやすく、狭すぎると続けにくくなります。自分が長く関心を持てる分野であることも大切な条件です。
自分の経験は、少し後ろを歩く誰かの役に立つ
特別な専門知識や実績がなくても、自分が経験したこと、学んだこと、失敗したことは、同じ道を少し後ろから歩いている人にとって貴重な情報になります。発信のネタに困ったときは、次のような切り口で振り返ってみてください。
- 始めたばかりのころに困ったこと、知りたかったこと
- 続けてみてわかったことや、考え方が変わった瞬間
- 失敗したことと、そこから学んだこと
- よく人から聞かれる質問と、その答え
- おすすめの道具や本と、選んだ理由
アスリートの発信支援に関わっていても感じるのは、競技の結果そのものより、練習への向き合い方やけがからの復帰、進路に迷った時期の話のほうが、多くの人の共感を集めやすいということです。うまくいった話だけでなく、迷いや試行錯誤も含めて伝えることで、人柄が伝わります。
SNS発信の始め方:媒体選びとプロフィールの整え方
発信を始めるときは、最初から複数のSNSを運用しようとせず、届けたい人がよく使っている媒体を1〜2つ選んで集中するのがおすすめです。写真や動画で伝えたいのか、文章で考えを伝えたいのかによっても、向いている媒体は変わります。
プロフィールは「誰に何を届けるアカウントか」を書く
プロフィールは、初めて訪れた人が「この人をフォローするかどうか」を判断する場所です。名前と顔写真やアイコンに加えて、どんな経験を持つ人で、誰に向けて何を発信しているのかを短く書きましょう。仕事につなげたい場合は、ホームページや問い合わせ先へのリンクも置いておきます。
発信の型を決めると続けやすい
「経験談」「よくある質問への回答」「日々の気づき」のように投稿の型をいくつか決めておくと、毎回ゼロから考えずに済みます。型ごとに曜日を決めるなど、自分なりのリズムをつくると習慣になりやすくなります。
個人のSNS発信で気をつけたい注意点
個人の発信だからこそ、気をつけたいこともあります。勤務先や所属チーム、取引先の情報は、公開してよい範囲かどうかを事前に確認しましょう。所属先によっては、SNSの利用について独自のルールを設けている場合もあります。
他人が写っている写真を投稿するときは、本人の了承を得ることが基本です。写真に写り込んだ背景や位置情報から、自宅や行動範囲が特定されてしまうこともあるため、投稿前に確認する習慣をつけておくと安心です。
また、誰かを傷つける表現や、確かめていない情報の拡散は避けましょう。一度公開した投稿は、削除しても保存や転載によって残る可能性があります。迷ったときは「この投稿を、届けたい相手に胸を張って見せられるか」を基準にしてみてください。
SNS発信を無理なく続けるために、数字との付き合い方を決める
毎日投稿しなくても大丈夫です。週に1〜2回でも、自分のペースで続けることのほうが大切です。続けていくうちに、自分の考えが整理され、同じ関心を持つ人とのつながりも生まれていきます。
数字を見るときは、フォロワー数だけでなく、届けたい人からのコメントや保存、メッセージなどの反応に目を向けてみましょう。どんな投稿が誰に届いたのかを振り返ると、次に発信すべきテーマが見えてきます。反応が少ない時期があっても、それは発信の価値がないということではありません。
まとめ:個人のSNS発信は「誰の役に立つか」を軸に続ける
個人のSNS発信は、届けたい人を決め、自分の経験を役立つ形で共有し、無理のないペースで続けることが基本です。フォロワー数にとらわれず、「誰の役に立つか」を軸にすると、発信の内容も自然と定まっていきます。
La plusでは、アスリートや個人の方の発信・ブランディングのご相談も受けています。プロフィールの整え方や発信テーマの整理から一緒に考えたいときは、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 個人のSNS発信は何から始めればいいですか?
まずは「誰の、どんな悩みに、自分の何で役立てるか」を一文にしてみましょう。そのうえで発信テーマを2〜3個に絞り、届けたい人がよく使う媒体を1〜2つ選びます。プロフィールに誰に何を届けるアカウントかを書いてから投稿を始めると、方向性がぶれにくくなります。
Q. 実名と顔出しは必要ですか?
必ずしも必要ではありません。仕事やキャリアにつなげたい場合は、実名や顔写真があると信頼につながりやすい面がありますが、所属先のルールや家族への影響も考えて判断しましょう。出さない場合は、経験や専門分野をプロフィールで具体的に伝えることが大切です。
Q. フォロワーが増えないときはどうすればいいですか?
フォロワー数だけで判断せず、届けたい人からの反応があるかを見てみましょう。反応が少ない場合は、プロフィールで誰向けの発信かが伝わっているか、専門用語が多すぎないかを見直すのがおすすめです。テーマを絞り直すだけで伝わり方が変わることもあります。
Q. アスリートがSNSで発信するときに気をつけることはありますか?
所属チームや競技団体のSNSルールを事前に確認することが大切です。試合や練習の情報、チームメイトの写真などは公開してよい範囲を確かめましょう。競技の結果だけでなく、考え方や日々の取り組みを伝えると、競技を知らない人にも人柄が伝わりやすくなります。
