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競技を続けながら、次のキャリアを準備する5つの習慣。

#キャリア

文・編集 La plus

アスリートのセカンドキャリア準備は、引退後ではなく現役中から少しずつ始められます。競技に集中しながら続けられる5つの習慣と、デュアルキャリアの考え方、相談できる窓口を紹介します。

アスリートのセカンドキャリア準備は、引退後ではなく現役中から少しずつ始められます。競技に集中しながら続けられる5つの習慣と、デュアルキャリアの考え方、相談できる窓口を紹介します。

アスリートのセカンドキャリア準備は「現役中」から始められる

競技に集中したい。でも、引退後のことも気になる。多くのアスリートが一度は抱える悩みです。セカンドキャリアというと「引退してから考えるもの」という印象がありますが、最近は現役中から少しずつ準備を進める考え方が広がっています。

その考え方を表す言葉が「デュアルキャリア」です。日本スポーツ振興センター(JSC)の解説では、人生をひとつのキャリアとして捉え、アスリートとしての競技生活と、学業や仕事、人としての成長を組み合わせて考えることとされています。競技か将来か、どちらかを選ぶのではなく、両方を同じ人生の中に置いて考えるイメージです。

この記事では、大きな時間を取らなくても日々の中で続けられる5つの習慣を中心に、現役中の準備の進め方を紹介します。

現役中のキャリア準備が競技の邪魔にならない理由

「競技中にほかのことを考えるのは、集中できていない証拠」と感じる人もいるかもしれません。ですが、将来への不安を抱えたまま過ごすより、少しでも準備が進んでいるほうが、目の前の練習や試合に気持ちを向けやすいという考え方もあります。

また、引退のタイミングは自分で選べるとは限りません。けがや契約、チームの事情など、予定より早く区切りが来ることもあります。そのときに慌てて一から考えるのではなく、少しずつ積み上げてきたものがあれば、選べる道は広がります。

大切なのは、競技の時間を削って何かを始めることではなく、すでにある日常の中に小さな習慣を足すことです。

競技を続けながらできる、セカンドキャリア準備の5つの習慣

ここからは、現役中のアスリートが無理なく続けやすい習慣を5つ紹介します。すべてを一度に始める必要はありません。できそうなものを一つ選ぶところからで十分です。

習慣1:競技経験を言葉にしてメモに残す

練習で工夫したこと、チームで意識している役割、試合で学んだことを、スマートフォンのメモに短く書き残しましょう。勝ち負けの結果よりも「何を考えて、どう行動したか」を書くのがポイントです。この記録は、引退後の自己紹介や面接、プロフィール文を書くときの大切な材料になります。

習慣2:競技以外の人と話す機会をつくる

スポンサー企業の方、地域の方、ファンの方、学生時代の友人など、競技の外にいる人との会話は、社会にどんな仕事があるのかを知るきっかけになります。「どんな仕事をしているんですか」と一つ質問してみるだけでも、視野は少しずつ広がります。

習慣3:興味のある分野を月に一つ、小さく学ぶ

本を一冊読む、無料の動画講座を一本見る、資格の概要だけ調べてみるなど、学びは小さくて構いません。遠征の移動時間やケアの合間など、すでにある隙間時間を使うと続けやすくなります。

習慣4:SNSなどで自分の考えや取り組みを発信する

試合結果だけでなく、練習で意識していることや競技への考え方を発信しておくと、「どんな人なのか」が伝わる記録になります。応援してくれる人とのつながりは、引退後に新しいことを始めるときにも支えになります。

習慣5:引退した先輩や専門家に相談する

すでに引退した先輩に、どんな準備をしていたか、何をしておけばよかったかを聞いてみましょう。一人で整理しようとすると、不安だけが大きくなりがちです。人に話すことで、自分の考えがまとまることも多くあります。

習慣を続けるための時間の使い方(シーズン中とオフの違い)

習慣を続けるコツは、時期によってやることを変えることです。シーズン中は試合と回復が最優先なので、メモや短い発信など数分でできることに絞ります。オフシーズンには、少しまとまった学びや、人に会う予定を入れるとバランスが取りやすくなります。

  • シーズン中:練習後のメモ、週に一度の発信、移動中の読書や動画視聴
  • オフシーズン:興味のある分野の講座、先輩や企業の方との面談、職場見学
  • けがでの離脱期間:これまでのメモの整理、自己紹介文やプロフィールの下書き

完璧に続けることより、止まっても再開できることのほうが大切です。手帳やカレンダーに、月に一度の振り返り日を決めておくと戻りやすくなります。

アスリートがキャリア相談に使える公的な窓口

身近に相談できる人がいない場合は、公的な支援を調べてみるのも一つの方法です。スポーツ庁の事業の一環として、スポーツ界・教育界・経済界が連携する「スポーツキャリアサポートコンソーシアム(SCSC)」が2017年2月に創設されています。

SCSCキャリアセンターでは、競技を続けるうえでのキャリアの課題や、デュアルキャリアの知識、引退後の移行について、アスリートキャリアコーディネーターに無料で相談できると案内されています。所属チームや競技団体が独自の支援を行っている場合もあるので、あわせて確認してみてください。支援の内容や受付状況は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認しましょう。

制作・マーケティングの現場から見た「発信の準備」

La plusの代表は元サッカー選手で、引退後にWebライティングから、Web制作、SNS運用、マーケティングへと仕事を広げてきました。その経験からも、現役中に積み上げた言葉や発信は、引退後の大きな財産になると感じています。

制作の現場でよくあるのは、プロフィールや自己紹介を一から考えようとして手が止まってしまうことです。日々のメモや過去の投稿があれば、それをもとに文章を組み立てられるので、仕事の紹介文やSNSのプロフィール、講演やスクールの案内もつくりやすくなります。

また、発信は量よりも「続けられる型」を決めておくことが大切です。たとえば「月に一度、練習で意識したことを書く」と決めるだけでも、数年たてば自分の考え方が伝わる記録になります。

まとめ:セカンドキャリアの選択肢は、小さな準備で広がる

アスリートのセカンドキャリア準備は、競技を手放すことではありません。経験を言葉にする、人と話す、小さく学ぶ、発信する、相談する。この5つの習慣を日常に少しずつ足していくことで、引退のときに選べる道は増えていきます。

La plusでは、アスリートのキャリアづくりや、発信・ブランディングのご相談を受け付けています。何から始めればいいか分からない段階でも、お気軽にご相談ください。

よくある質問

Q. セカンドキャリアの準備は、何歳ごろから始めるのがよいですか?

決まった年齢はありませんが、早いほど選択肢が広がりやすいと考えられています。競技を始めたばかりの時期でも、経験をメモに残す、競技外の人と話すといった小さな習慣なら負担なく始められます。

Q. デュアルキャリアとセカンドキャリアの違いは何ですか?

セカンドキャリアは主に引退後の仕事や生き方を指す言葉です。デュアルキャリアは、競技生活と学業・仕事・人としての成長を、現役中から同じ人生の中で並行して考える考え方を指します。

Q. 競技の成績が目立たなくても、経験はアピールできますか?

できます。大切なのは成績そのものより、目標に向けてどう考え、どう行動し、どう改善してきたかです。日々の工夫やチームでの役割を具体的に言葉にしておくと、仕事の場でも伝わりやすくなります。

Q. 現役中にSNS発信をするとき、気をつけることはありますか?

所属チームや競技団体に発信のルールがある場合は、まずそれを確認しましょう。そのうえで、試合結果だけでなく取り組みや考え方を書くと人柄が伝わります。誹謗中傷への対応方法も事前に決めておくと安心です。

出典

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