自分の強みがわからないと感じるのは、強みが「当たり前にできること」の中に隠れているからです。苦にならないこと、頼まれること、他己分析の質問、エピソードでの伝え方まで、強みの見つけ方を解説します。
自分の強みがわからないと感じるのは、強みが「当たり前にできること」の中に隠れているからです。苦にならないこと、頼まれること、他己分析の質問、エピソードでの伝え方まで、強みの見つけ方を解説します。
自分の強みがわからないと感じる主な理由
「あなたの強みは何ですか?」と聞かれて、答えに詰まる人は少なくありません。強みというと、資格や大きな実績、表彰された経験のような特別なものを思い浮かべがちだからです。そうした経験がないと、「自分には強みがない」と感じてしまいます。
もう一つの理由は、強みの多くが「自分では当たり前にやっていること」だという点です。苦労せずにできることほど、本人は価値に気づきにくいものです。人が面倒だと感じる作業を自然に続けられる、相手の話を最後まで聞ける、細かな違いに気づける。こうした日常の行動こそ、仕事で役立つ強みの原石になります。
つまり、強みがわからないのは強みがないからではなく、まだ言葉にしていないだけ、という場合がほとんどです。ここからは、強みを見つけて言語化するための具体的な方法を紹介します。
強みと長所の違いを押さえておく
強みを探す前に、長所との違いを整理しておくと考えやすくなります。長所は「明るい」「慎重」「粘り強い」といった性格の良いところを指すことが多く、強みは、その性格が仕事や役割の中で成果や貢献につながっている状態だと考えるとわかりやすいでしょう。
たとえば「慎重」という長所は、仕事の場面では「提出前に必ず見直してミスを減らせる」という強みとして表現できます。性格の言葉をそのまま並べるのではなく、どんな行動として表れているかまで落とし込むことが、強みを見つける近道です。
強みの見つけ方1:苦にならずに続けられることを書き出す
最初の手がかりは、人から見ると大変そうなのに、自分は苦にならずに続けられることです。細かい作業、人と話すこと、計画を立てること、情報を集めて整理することなど、思い当たるものを10個ほど書き出してみましょう。
書き出したら、それぞれ「なぜ苦にならないのか」を考えます。理由まで掘り下げると、表面的な行動の奥にある共通点が見えてきます。たとえば、資料づくりも練習メニューづくりも苦にならないなら、「全体を見て順序立てて整理すること」が強みの核なのかもしれません。
強みの見つけ方2:人によく頼まれること・感謝されることを振り返る
「これ、お願いできる?」とよく頼まれることは、周りがあなたの強みだと感じていることです。職場、家庭、友人関係、部活動などで、繰り返し頼まれてきたことを思い出してみましょう。
あわせて、「ありがとう」「助かった」と言われた場面も書き出します。感謝された理由は、自分では意識していない貢献であることが多いものです。頼まれたこと、感謝されたことの両方に共通する行動があれば、それは強みとして自信を持ってよいポイントです。
強みの見つけ方3:他己分析で周りの人に聞いてみる
自分では気づきにくい強みは、家族や友人、同僚、チームメイトに聞くのがいちばんです。ただ「私の強みは?」と聞くだけだと答えにくいので、場面を指定した質問にすると具体的な答えが返ってきやすくなります。
- どんなときに、私のことを頼りになると思った?
- 一緒にいて助かったのは、どんな場面だった?
- 私らしいと思うところはどこ?
- 私に任せたら安心だと思う仕事は何?
複数の人から同じ内容が挙がったら、それは強みである可能性が高いと考えられます。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)には適職探索などの自己診断ツールもあるので、他の人の意見とあわせて、客観的な視点を取り入れるきっかけにするのもよいでしょう。診断の結果は答えではなく、言語化のヒントとして使うのがおすすめです。
見つけた強みは、エピソードとセットで伝える
強みを見つけたら、「どんな場面で、何をして、どう役立ったか」というエピソードと一緒に整理しておきましょう。「調整力があります」という一言より、「部活動で練習時間の希望がばらばらだったとき、全員の予定を一覧にして案を出し、全員が参加できる時間を決めた」と具体的に話せるほうが、相手に伝わります。
La plusでは、Web制作やSNS運用の仕事でフリーランスや副業の方と協力することがあります。依頼を検討するときに判断しやすいのは、「締切の前に途中経過を共有します」「修正の意図を確認してから作業します」のように、強みが仕事の進め方として書かれているプロフィールです。抽象的な言葉より、行動が見える言葉のほうが、一緒に働く姿をイメージしやすくなります。
アスリートの方なら、競技で積み重ねてきた習慣や役割も強みの材料になります。代表の葛西も元サッカー選手として、競技の経験を言葉にし直しながら仕事の幅を広げてきました。競技の言葉を、仕事の言葉に置き換える意識を持ってみてください。
まとめ:自分の強みは、日常の行動と周りの声から見つかる
自分の強みがわからないときは、苦にならないこと、頼まれること、周りの人の声という3つの手がかりから探してみてください。見つけた強みは、具体的なエピソードとセットで整理しておくと、自己紹介や面接、仕事の提案で使える言葉になります。
La plusでは、アスリートのキャリアや発信づくりのご相談も受け付けています。強みをプロフィールや発信にどう落とし込むか迷ったときは、気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 強みが一つも思いつかないときはどうすればいいですか?
いきなり強みを考えるより、これまでの経験や頼まれたこと、感謝されたことを書き出すところから始めてみてください。材料が集まると共通点が見えてきます。一人で難しい場合は、身近な人に場面を指定して質問するのがおすすめです。
Q. 強み診断の結果はそのまま自己PRに使ってもいいですか?
診断結果は参考になりますが、そのまま使うと誰にでも当てはまる表現になりがちです。結果に近い行動を自分の経験から探し、具体的なエピソードと結びつけて伝えると、説得力のある自己PRになります。
Q. 短所しか思い浮かばない場合も強みは見つかりますか?
見つかることがあります。たとえば心配性は慎重さ、こだわりが強いことは品質への意識というように、短所の裏側に強みがあることは少なくありません。どんな場面でそれが役立ったかを振り返ってみてください。
