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小さな会社のブランディングは、「言葉をそろえる」ことから。

#ビジネス

文・編集 La plus

中小企業や小さな会社のブランディングは、ロゴより先に「言葉をそろえる」ことから。会社を一文で説明する方法、強みの言語化、ホームページやSNS、名刺など全ての接点で表現を統一する手順を、制作会社の視点で解説します。

中小企業や小さな会社のブランディングは、ロゴより先に「言葉をそろえる」ことから。会社を一文で説明する方法、強みの言語化、ホームページやSNS、名刺など全ての接点で表現を統一する手順を、制作会社の視点で解説します。

小さな会社のブランディングは、ロゴより先に「言葉」から

ブランディングと聞くと、ロゴやデザイン、広告を思い浮かべる方が多いかもしれません。けれど中小企業や小さな会社がまず取り組みたいのは、「自社が何の会社で、誰にどんな価値を届けているのか」を言葉にして、その言葉をそろえることです。

大きな会社のように広告を大量に出すことは難しくても、ホームページ、SNS、名刺、営業での会話など、お客様と接する場面は日々あります。その一つひとつで同じ言葉に触れてもらうことで、「〇〇といえばこの会社」という印象が少しずつ積み上がっていきます。

人によって会社の説明がちがうと、ブランドは伝わらない

社長が話す会社の説明、営業担当の説明、ホームページのトップの文章、SNSのプロフィール。これらがそれぞれ違っていると、お客様の中に「結局、この会社は何が得意なのか」という印象が残りません。

ホームページ制作の打ち合わせで「御社を一言でいうと?」とお聞きすると、同じ会社の方でも人によって答えが違うことはよくあります。どれも間違いではないのですが、言葉がばらばらなままでは、外から見たときの印象もぼやけてしまいます。

言葉がそろっていない状態は、社内にも影響します。新しく入ったスタッフが自社をどう説明すればいいかわからず、接客や営業の質にばらつきが出る原因にもなります。ブランディングは、社外への見せ方であると同時に、社内の共通言語づくりでもあります。

ブランディングの言語化1:会社を一文で説明してみる

最初に取り組みたいのは、「誰に、何を提供して、どうなってもらう会社か」を一文で書いてみることです。最初は長くなっても構いません。

たとえば「地域の工務店に、写真と言葉で施工の丁寧さが伝わるホームページをつくり、相談の電話が来る状態にする会社」のように、相手、提供するもの、その先の変化を入れるのがポイントです。「お客様に寄り添う」「高品質」のような、どの会社にも当てはまる言葉だけで終わらないように注意しましょう。

書いた一文は、社内で読み合わせてみてください。「これはうちらしくない」「この言葉のほうがしっくりくる」と意見を出し合いながら整えていく過程そのものが、社内で考えをそろえる時間になります。

ブランディングの言語化2:強みは3つまでに絞る

伝えたい強みがたくさんあると、すべてを並べたくなります。けれど強みが多すぎると、かえってどれも印象に残りません。お客様に選ばれている理由を振り返り、3つまでに絞りましょう。

強みはお客様の言葉から見つける

強みを考えるときは、自社が言いたいことよりも、お客様が実際に評価してくれたことを起点にするのがおすすめです。「なぜうちに依頼してくれたのか」「ほかと比べて何が決め手だったのか」を既存のお客様に聞いてみると、自分たちでは当たり前だと思っていたことが強みだったと気づくことがあります。

強みには根拠をセットにする

「対応が早い」「丁寧」といった強みは、言葉だけでは伝わりにくいものです。どのような体制だから早いのか、どんな工程を省かないから丁寧なのか、具体的な理由や仕事の進め方をセットで書けるようにしておくと、ホームページや提案書でも説得力が増します。

ブランドの一貫性:決めた言葉をすべての接点で使う

一文と3つの強みが決まったら、お客様と接する場所で同じ表現を使っていきます。まずは次の場所を見直してみましょう。

  • ホームページのトップのキャッチコピーと会社概要
  • SNSやGoogleビジネスプロフィールの紹介文
  • 名刺、会社案内、パンフレット
  • 営業資料や提案書の冒頭
  • 採用ページや求人票
  • 電話や来店時に口頭で説明するときの言い回し

全部を一度に直す必要はありません。お客様の目に触れる機会が多い順に、ホームページとSNSのプロフィールから整えていくのが現実的です。決めた言葉と使い方を1枚のシートにまとめて社内で共有しておくと、新しい資料をつくるときにも迷わず使えます。

媒体によって文章の長さは変えて構いません。SNSのプロフィールは短く、提案書では仕事の進め方まで詳しく、というように分量を調整しつつ、核になる言葉は変えないことが一貫性のポイントです。

ロゴやデザインは、言葉が決まってから考える

伝えたい言葉が決まると、ロゴやホームページのデザインの方向性も決めやすくなります。「親しみやすさ」を大切にしたい会社と、「確かな技術」を伝えたい会社とでは、選ぶ色や書体、写真の雰囲気が変わってくるからです。

制作の現場では、言葉が決まっていない状態でデザインを依頼すると、「なんとなく違う」という修正が続きやすくなります。反対に、一文と強みが共有できていると、デザインの判断基準がはっきりし、打ち合わせもスムーズに進みます。見た目を整える前に、まず言葉を整えることが、結果として近道になります。

まとめ:中小企業のブランディングは、言葉をそろえることから始める

小さな会社のブランディングは、会社を一文で説明し、強みを3つに絞り、その言葉をすべての接点で使うことから始められます。大きな予算をかけなくても、今日から取り組める方法です。まずは社内で「うちは何の会社か」を一文で書き出してみてください。

La plusでは、会社の言葉の整理から、ホームページやロゴ、SNSのプロフィールへの反映までご相談いただけます。言葉にするところから一緒に考えたいときも、お気軽にお声がけください。

よくある質問

Q. 小さな会社でもブランディングは必要ですか?

必要です。むしろ広告に大きな予算をかけにくい小さな会社ほど、一度の接点で自社らしさが伝わることが大切になります。言葉をそろえることは費用をかけずに始められるため、最初の一歩として取り組みやすい方法です。

Q. ブランディングは何から始めればいいですか?

まずは「誰に、何を提供して、どうなってもらう会社か」を一文で書くことから始めましょう。次に、お客様に選ばれている理由を振り返って強みを3つまでに絞ります。言葉が決まってから、ロゴやデザインを考えると方向性がぶれにくくなります。

Q. 決めた言葉はどのくらいの頻度で見直すべきですか?

核となる一文は頻繁に変えないほうが印象が積み上がります。ただし、事業内容が変わったときや、お客様の反応から伝わり方にずれを感じたときは見直しのタイミングです。年に一度など、定期的に社内で確認する機会をつくると安心です。

Q. ブランディングを制作会社に相談するとき、何を準備すればいいですか?

会社の一文や強みの案、お客様から言われてうれしかった言葉、参考にしたい他社のサイトなどがあると、打ち合わせが具体的になります。まだまとまっていなくても、箇条書きのメモがあるだけで方向性を共有しやすくなります。

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